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私が結婚式の写真を撮り始めたのは1994年3月のことです。見知らぬ誰かの結婚式を目にしたときに、「これは絵になる」と直感し、慌ててシャッターを切りました。それまでウエディングフォトといえば、写真館でかしこまって撮るぎこちない写真が当たり前でしたが、技術とアイデアで「ドラマ」としての結婚式を表現できると確信したのです。
結婚式の写真を撮り続けて20年*を経た今も、撮影当日は期待感でいっぱいになります。1週間も前から天気が気になり、「雨の場合はどこで撮影しようか」「何かふたりが喜ぶシーンはないか」。頭の中で何度もシミュレーションを繰り返します。
グラン・プラスはそんな風に、結婚式をドラマチックでアート感覚溢れる写真に仕上げる写真家たちが多数所属しています。それぞれの写真家の感性で結婚式をどんな風に切り取るのか、そしてふたりにはどんなドラマが紡がれていくのか、楽しみにしてください。
*2005年には島内浩一郎が十数年にわたり撮りためたウエディングフォトを編集した写真集、「東京花嫁」が出版されました。式場外の雑踏に新郎新婦を連れ出すことにより、ブライダルを通して時代とスタイルを表現した一種のファッション写真として今でも高い評価を受けています。
自然光は朝夕や季節、天気によってもいろいろな姿を表します。
その中でどの場所でどの光をコントロールし、
撮影していくかはフォトグラファーの技量で決まります。
グランプラスのフォトグラファーは花嫁の美しさや空気感を最大限に引き出すため、
移り行く光を計算して撮影を進めていきます。
RAW撮影*したデータには、画像ソフトを駆使してレタッチ作業を行い、
当日のドレスのディテールまで美しく再現します。
*RAW撮影とは広告撮影の現場で使われる撮影手法です。
RAW撮影はJPEG撮影に比べ、
明るさや微妙な色調・粒状性などの調整がしやすいため、
より階調豊かに美しく表現することが可能です。